会社員から、独立してよかったこと~3か月編~
ここ数日で急に暖かくなり、
広島でもちらほらと桜が咲いています。
東京はすっかり満開とか。東京より西にある広島のほうが
開花が遅いというのは、少し不思議な気がします。
土曜日朝のウォーキング中にパチリ。
(川沿いに住むの、前世からそうだったのか、すごくなじみます。)
さて、もうすぐ4月。私も社会人18年目に突入!アラフォーど真ん中!!
そして、新卒から勤めた会社をやめて3か月。
一応、誰でも知っている大企業なので、「もったいない、なぜ?」
という反応はたくさんもらいました。
そんなときは、
「中小企業診断士を取得して、次のキャリアが見えてきた」
という前向きな理由を伝えてきました。実際それが理由の70%。
その一方で、残りの30%くらいは会社員で疲弊していて、
今しかないと決断した面もあるなぁと、今しみじみ思います。
完全に今のほうがライフもワークもストレスがない!!
自分の中でも、正直まだ揺れるときもあるけど、
独立してよかったこと、を定点観測的に記していこうと思います。
会社のときに嫌で、独立後解決しつつあること。
・自分のキャリアが自分で形成できない⇒できるように
やりたい仕事はあったけど、その仕事ができれば運がいいよね、というのが
会社員の宿命。
やりたいことをやるのより、文句を言わず目の前の仕事をやるべし、という
空気があった。自己啓発をしすぎるのも白い目で見られたり。
私の場合、営業現場にいて、1年に1度のキャリア志望のとき
「マーケ部に行きたい」ということを言ったりしていた。
メーカーに入社したからにはだとだいたいみんな言うセリフ。すると、
「まぁまぁ、今はまだ早い。マーケなんてみんなが行きたいところ。
まずは実績を出せ。」
20代の時はいいかもしれないけど、独立を決意したのは30代後半。
このまま、40代そして50代を過ぎ、最終的に定年の挨拶のとき、
「結局やりたかった仕事はできなかったけど、それでも大好きな会社に勤め、
充実した会社人生だった」
と言いたいかというと、私はそうではないなぁと思っていた。
やりたい仕事をやることってそんなに贅沢なことなんだろうか。
・一度逃すとチャンスを逃すとどんどん遠ざかる⇒チャンスは自分で作る
前職は、女性活躍推進に積極的ので、働き続けるには居心地がよかった。
けれど、第一線で会社を引っ張る(出世)には、
チャンスがあり⇒実績を積み⇒チャンスが来る⇒・・・
というサイクルを回り続けなければならない。
女性だから、ではなく、どこでどう間違ったのかこのサイクルから
ぽろぽろと零れ落ちるのは組織のや必然。
かつ、産休育休で休んだり、大事な30代を少しゆっくりペースで
過ごしてしまうと、気づけば完全に経験不足になっていた。
つまりチャンスが来ない。
アクセルを踏みたくてもしょぼい車にしか乗っていない感覚だ。
翻って、今の個人事業主は、アクセルとブレーキを自分でコントロール
できる。評価を気にして組織になじみすぎることもない。それがすごく楽。
ちょっと後悔すること
・大企業だからできるビッグチャンスへの出場権がなくなったこと
海外勤務、新規事業。億を超える予算が付くことは、今の仕事ですぐはない。
だから、春・秋の異動の時期に、誰かがそういうポジションになったという情報を
聞くと、正直うらやましい。あと少し頑張っていたら、そのチャンスが巡って
きていたのかも。とか。
でも、会社に居続けても、そのチャンスが来たかどうかの確証はない。
そんな時後ろは振り返らずに、自分のやりたい仕事でビッグチャンスを作るんだ、
出場権を狙うのではなく、最初から自分が主催するゲームを作るんだ、
と気持ちを奮い立たせている。
想像はしていたけど、企業に染まりすぎていて、井の中の蛙で
世の中を知らなさすぎて、へこむことも多かったこの3か月。
「そんなんで大丈夫?」と言われたことも(オイオイ!)
でも、でも、そんな3か月でも「ありがとう」と言ってもらえたこともあるし、
きっとこの経験は、糧になると信じてやっていこうと思います。